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第88回天皇杯3回戦 サンフレッチェ広島-大阪体育大学(6-0)

さすがに天候に恵まれた3連休ともなるといろいろと予定がかさみ、この週末に見られた試合はこの天皇杯1試合だけになってしまった(笑)。
その広島と大体大との試合は、TDK、グルージャ盛岡を倒してJに挑戦した大体大の惨殺で終戦。
確かに前半15分で与えてしまったPKでゲームプランが崩れてしまった面はあるが、J2でぶっち切りの優勝を決めた広島が展開するサッカーは当然ながらJ2レベルをはるかに超越しており、大体大はその後も広島の攻撃に為す術が無く、後半からは果敢にカウンターを狙う姿勢は見せたものの、やはり素早いプレスとカバーリングが浸透している広島の守備が相手では、なかなかフリーでシュートを狙う場面は作れず、唯一あったGKと1対1の決定機もセーブされ、一矢報いる事すら出来なかった。
それにしても広島は強いね。試合を久々に見たけど以前のサッカーよりは大きく進化しており、一応フォーメーションは3バックなんだけど、マイボールの時には服部とイハンジェのサイドのどちらかが非常に高い位置に上がり、その後を森脇と槙野がカバーする4バックのような陣形に変化し、ストヤノフを中心とした正確なフィードを高い位置取りのサイドに通し、そこから中盤や森脇・槙野を含めた飛び出しに絡めたダイレクトのパス回しでゴールまで的確にボールを運ぶ攻撃が完成してしまっている。
大体大も、引き気味にゾーンを引いて慎重に戦う姿勢を見せていたのだが、広島の早いパス回しの前にどうしてもマークが遅れ、中盤の飛び出しに対して後追いになってしまう場面が目立ち、次々にDFラインの裏へとパスを通されて決定機を作られまくってしまっていた。
まあ、大体大にしてみれば相手が悪かったというしかないが、決定機を決められなかった8番の村田君など、素材的に面白い選手が揃っており、今後のJなどでの活躍が楽しみである。

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