J1第27節 大宮-神戸(0-2)

今日は病院での健康診断などでバタバタしていたので、今日も申し訳ないが簡略気味のレビューで。
ともにカウンターサッカーを持ち味とする、J1残留をかけた好(?)ライバル同士の試合。
順位が本当に拮抗しているJ1では、最近はどの試合も天王山なんだけど、それだけにこの試合はガツガツとした守備で潰しあいになるかと思ったのだが、主審の笛が競り合いに対してかなりナーバスになっていて、それは注意で済むだろうと言うようなファールでも警告が出されてしまい、前半の25分だけで4枚ものカードが乱れ飛ぶリズムの悪い展開。
こういうフィジカルで押せない試合になると、中盤で起用された大久保やボッディ、レアンドロといった技術に長けた選手を要所に配し、技術で上回る神戸がボールを支配するのは当たり前で、15分に左サイドからの展開でボッディがミドルを決めると、後半立ち上がりにも大久保のループパスを吉田がボレーで叩き込んで2点目と、神戸がらしくない(笑)効率の良い得点で難なく逃げ切った。
大宮はラフリッチがPA内で倒されたのがシミュレーションに取られるなど審判の判断基準のあいまいさにも泣かされたが、やはりデニス・マルケスがおらず前線にラフリッチ1枚ではマークが集中してボールが収まらず、クロスの精度にも欠けていたので神戸が相手とは言えさすがにこれでは厳しかった。
神戸は大久保中盤戦略がうまくはまり、大久保自身はMFにしては運動量が足らず、パスを出した後に傍観しているシーンも多かったが、要所で効果的なボールキープと配球を見せてセルティックでの中村の仕事を見ているようだった(笑)。今回はうまく先制点を奪えたのが大きかったが、この諸刃の剣のような布陣でどう残留争いを切り抜けていくのかが見ものである。