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スコットランド・プレミアリーグ第4節 セルティック-レンジャーズ(2-4)

図らずも戦評がセルティック3連発になっちった(笑)。
セルティックホームでまさかの大敗になってしまった今期最初のオールドファームダービーだが、レンジャーズの4点のうち3点は滅多に見られないようなファインゴールだったし4点目はボルツの単純なミスで、セルティック自体にも決定的なチャンスが多く、点差ほどには両チームの内容に大きな差は無かった。
が、レンジャーズのチャンスに至るまでのプロセスには、解説やマスコミが絶賛していた3節の試合で私が懸念していた部分が的中してしまい、選手がヒートアップして全体が上がり気味なのにDFラインは低いままで、バイタルとSBの裏がぽっかりと空き、確かにSBウィルソンの軽率な対応は誉められたものではないが、あそこまで広大なスペースが空いた状態で完璧に守れというのも無理な話だろう。
セルティックの先発は前節で「良い」結果が出たサマラスとマロニーだったが、得点を決めたサマラスはともかくとしてやはりマロニーはまだこういう厳しい試合では消え気味になってしまい、絶好のチャンスにもシュートを外すなど監督の起用が当たったとは言えなかった。もっとも、後半に入ったフェネホール・オフ・ヘッセリンクはせっかく相手が1人退場して数的優位になったのに、入ってすぐに報復行為で退場してセルティックのチャンスを台無しにしてしまったんだけどね(苦笑)。
中村自体は好調を維持。FKによる得点はもちろんだが、積極的にゴール前に入って得点を狙ったり、早く鋭いタイミングでDFラインの裏を狙うなど意欲的なプレイが目立ち、選手からの信頼も厚くて以前のようなダービーで消える中村では無くなっていた。まだゴール前に飛び込む勢いやタイミングなどに改善の余地はあるが、依然日本代表にとっても頼らざるを得ない存在である事は確かだろう。

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