スルガ銀行チャンピオンシップ G大阪-アルセナル(0-1)

いや~しかし毎日暑いっすね。来週に迫った出張準備もあって忙しく、体力メンタル両面で更新意欲が落ちていていかんですな。しかも暑さのおかげで酒の量が増えて、余計に試合を見る集中力が落ちる悪循環ですわ。
と一応言い訳をしておいて(笑)、ようやくスルガ銀行チャンピオンシップのレビューを。
ナビスコカップと南米コパ・スダメリカーナの勝者が対決するという、いかにもキリンチャレンジカップみたいに看板だけのタイトル戦かのように思われたが、どうしてアルセナルもなかなか本気で楽しめた試合だった。
ガンバは遠藤、安田、バレーを欠いたベストとは程遠いメンバーながら、JOMOカップと同様にアルセナルのコンパクトな守備に対して躊躇無くクサビのパスを打ち込み、決して高速ではないけれど着実なパス回しによるポゼッションで慌てる事無く試合を進めていた。
が、それだけではバレーが抜けてFWが弱体化したガンバに流れからチャンスを作り出せるはずは無く、PK戦が見えてきた85分過ぎからプレイの集中力が切れ始め、何とかピンチを逃れた直後にCKから2人の選手にフリーで飛び込まれて失点と、やはりここぞという瞬間に全員が同じビジョンを描いて攻めにかかれるコモンセンス、試合の流れを読む戦術眼という点で、まだまだアジアは南米とは大きな差があるなと思わされたのも確かだ。
U-23がアルゼンチンと戦った試合と同様に、とにかくこういう部分は高い経験と能力を持つチームと対戦して勉強して行くしかない。そういう意味では、欧州クラブの金稼ぎ親善試合を何試合もやるよりも、勝負にこだわる南米勢と戦える機会をもっと持てるようになればいいのではないかと思う。