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ツール・ド・フランス2008第11ステージ

この日は途中に1級山岳を挟んでいるとは言え、基本はアップダウンのある平坦気味のコースで、逃げ屋向けのステージで逃げ屋が勝つというそのまんまのパターンになった。
36km地点から13人の逃げが決まったが、彼らは全て総合成績で大きく遅れている選手なので、マイヨジョーヌのエヴァンス擁するロットチームは全く追いつこうとする意欲を見せず、メインと逃げの差は15分あまりにもなってレースは淡々と進行する。
が、1級山岳のポルテル峠でケースデパーニュのペレイロがメイン集団から何故か単独で逃げ出し、彼は総合で6分遅れなのに何故かマイヨジョーヌを持っていないCSCが彼を追撃するという不可解な展開に。
バルベルデが総合をあきらめたからペレイロが逃げたのだとしても先頭まで追いつくのは不可能だし、CSCはチーム総合の順位を気にしたのかもしれないが、ケースデパーニュはCSCよりも30分も遅れていてペレイロが差をつけても大きく何かが変わるわけでもないのだが・・・
そして最後には逃げの中から3人が抜け出し、アルヴェセンがスプリントを制してツール初勝利。メイン集団はペレイロを吸収して結果的に14分51秒遅れのゴールとなった。
今日の第12ステージは下り基調の完全平坦コースで、スプリンターを擁するチームも勝利を狙うだろうから、逃げ屋にとっては難しいステージになりそうだ。フレイレ、キルシェン、フースホフトとポイント賞レースも白熱しているだけに、彼らの争いも見逃せない。

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