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ツール・ド・フランス2008第1ステージ

しかしツール・ド・フランスの主催者は本当に侮れないよね。
例年のプロローグが廃止されて、平坦基調のスプリンターが争うレースになるかと思われた第1ステージだったが、最後の2kmが平均勾配5%というスプリンター泣かせのコースになっていたために、ワンデイクラシックレースで登りゴールに強さを見せていたバルベルデがスプリントを制してマイヨジョーヌを獲得、そして彼が優勝候補の筆頭だったために、エヴァンスやリッコ、メンショフ、クネゴといったライバルもスプリントに参加せざるを得ず、思いがけぬリーダー同士の白兵戦が展開されるという熱い結末になった。
ただ、今年はボーナスタイムが無くなって順位によってタイム差がつかないために、バルベルデのライバルにとってはマイヨジョーヌをバルベルデに与えた以上の痛手をこうむる事は無かったのはラッキーだったと言えるだろう。
もちろんまだこの段階で総合争いがどうとは言えないが、バルベルデと同じく登りスプリントを得意とするクネゴが7秒差をつけられたのは少々意外なところ。ツール・ド・フランスは3週間の長丁場だけに、絶好調である事を示したバルベルデやキルシェンらと、コンディションのピーキングの差が今後どう表れていくのかに注目である。
CyclingTimeのレポート
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=8645

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