J1第14節 大宮-東京V(2-0)

J1ここまで健闘同士の対戦は、大宮が2-0の完勝。
ブラジル人を前線に3人並べてきたヴェルディは、当然ながら組織の完成度で大宮とは全く比較にならず、前半は特にヴェルディの守備の狙いどころがはっきりしなかったために、守備から攻撃へとスムーズに人とボールを展開する大宮が何度もサイドへと進出、先制点も右サイドへの展開からデニス・マルケスが中に持ち込んでのシュートだった。
前半の終わりごろからヴェルディは7人で守って3人で攻める形に戦い方を固め、ブラジル人3人にとにかくボールを預けて、彼らの個人突破からペースを徐々に作り出すも、大宮はヴェルディが前に出ている隙にまたもデニス・マルケスが藤本とのワンツーで抜け出して2点目。
ヴェルディは当然しゃにむに攻めまくるも、新加入のレアンドロとフッキ、ディエゴの間にコンビネーションなど無くてその場でのアドリブプレイに終始、結局シュートまでに時間がかかって無理な体勢から無理なシュートを打つしか出来ず、平本の投入で前線に動きが出てきてリズムが出てきたが時既に遅しで終戦。
ヴェルディは、とりあえずこの試合の後半で見せたような、7人で守って3人で攻めるサッカーをやっていれば、そのうちブラジル人にコンビネーションが生まれて得点できるようになるかもしれないけど、正直それなら平本と大黒はいらないよね(苦笑)。どう考えてもこれから確実に迷走が始まる気がするけどなあ・・・
大宮は相変わらず固いなあという印象。デニス・マルケスが完全にチームにフィットして、こちらのレアンドロ別人がビルドアップで効いていて、ヴェルディとは対照的に要所でブラジル人をうまく使っている。課題は当然ながら、攻撃が彼らに依存しきってしまっているところ。土岐田とかがうまく育つといいんだけどねえ。