ジロ・デ・イタリア第10ステージまで

昨晩は楽しみなトゥーロン国際ユースがありましたが、当然午前1時からの試合なんかライブで見ることは出来ず、ジロ・デ・イタリアのタイムトライアルを見ておりました。
ここまでのステージでは、既にステージ2勝を挙げてド派手に目立ったリッコ以外は、ほとんど総合優勝争いをすると見られていた選手は鳴りを潜めていたのですが、第10ステージの登り基調のタイムトライアルで一気に総合争いで上位に上がってきましたね。
優勝はTTスペシャリストのブルセギンが取りましたが、驚いたのは落車で腕を亀裂骨折したと言われる、昨年のツールの覇者コンタドールが8秒差の2位に食い込んだ事。コンタドールがゴールした時にはゴール前の石畳が雨に濡れて車輪が滑っていたので、それが無ければ勝っていたかもしれません。
他にはクレーデン、メンショフ、ライプハイマーあたりは着実に上位をゲット。本来はTT不得意なシモーニもそれほど遅れず、本番の山岳ステージに向けて調子の良さを見せました。また、昨年のジロで新人賞を獲得したニバリが7位に入る活躍で、こちらも楽しみです。
しかし、コンタドールとクレーデン、ライプハイマーという現在世界で屈指のステージレーサーが所属するアスタナが、昨年のヴィノクロフやカシェチキンが起こしたドーピング問題の影響で、チーム体制が大幅に変わったにも関わらずにツール主催者に出場を認められていないのは残念です。
ジロ・デ・イタリアでも最初は出場が認められていなかったのに開催直前に許可が降りたように、ツールで是非彼らの走りが見たいですよねえ。
さて、トゥーロンのオランダ戦は勝ちはしたものの内容的にはパッとしなかったようなネット上の反応ですが、はてさて実際に見てみるとどうなんだろう・・・とりあえず今晩のお楽しみですな。