J1第13節 磐田-FC東京(1-2)

先週末は久々にいろいろ張り切りすぎて、日曜はサッカーを見ながら寝落ちして月曜日は最悪の体調で迎えてしまい、何か更新しようという意欲が全くありませんでした(苦笑)。
そんなわけで、今日もまだ完全復活というわけには行かない状況なので、戦評は簡単に。
東京も磐田も、非常に良く選手が動いてパスをつなげるサッカーが出来ていたが、同時に得点力を上げられない欠点も目に付いてしまった内容だった。
磐田は前田が復帰して前線でボールがキープ出来るようになり、それに応じて中盤の押し上げと連動性が飛躍的に向上したのだが、決定的な仕事の出来るドリブラーがいない状況では、どうしても最後はサイドからのクロスという選択肢にならざるを得ず、クロスもJの中では比較的マシな精度で上がって来るのだが、それを決める選手がいない。
前田、萬代と180cmを超える2トップを有していながらヘディングではとても勝てそうな気配が無く、その上前田はどフリーで飛び込んで単に頭にボールを当てるだけだったチャンスで枠を外す始末(苦笑)。途中からジウシーニョが入ったが、日本選手よりもさらにチビッコと来たのではどうしようもない。サイドチェンジやパス回しの技術については東京を上回っているだけに、この最後のピース不足をどう解消して行くのかが見もの。
FC東京は梶山を中盤の底に置いたミラン式のクリスマスツリー式の布陣。このフォーメーションは3ボランチの両端、今野と金沢の出来が重要になって来るのだが、サイドチェンジのような大きな展開は少なく、サイドとの絡みもあまり効果的ではなく、カボレや羽生といった縦への飛び出しに強さを見せる選手を活かしきれず、なかなか磐田の守備を崩しきれなかった。金沢はともかくとして、今野はもっと頑張ってもらわないとこのままじゃ代表での出番が取れないよ。
ただ、赤嶺の2点目につながった攻撃で見せた、途中出場のエメルソンのドリブルとボールキープはボールの落ち着きどころに欠ける東京にとっては非常に効果的で、こちらはチームに欠けたピースが埋まる可能性を感じさせてくれた。運動量では日本屈指の両SBを揃えているだけに、これからが楽しみだ。