フランス・リーグアン第37節 ルマン-マルセイユ(0-0)

サンテティエンヌへの移籍が決定的と報じられている、松井のルマンホームでの最終戦だったが、52分にブウールが一発レッドで退場してしまい、松井はそこでお役御免。
試合はリーグ好調同士の対戦とあって、互いにボールを奪ってからの攻撃が早くスムーズで、ルマンはマルセイユよりも多くの決定機を作ったが、ドリブルでPA内に攻め込んだジェルビーニョが足を引っ掛けられた明らかなPKは流され、セットプレイにGKがかぶって完全にフリーになったジェデルのヘッドはポストと、ルマンはツキが無いまま退場の場面を迎え、あとはドローで我慢するしか無かった。
ルマンはサンテティエンヌとUEFA枠を争うマルセイユの勝ち点は何とか削ったが、サンテティエンヌがPSGと引き分けてしまい、サンテティエンヌはUEFAカップ直行の道が閉ざされ、松井の欧州挑戦はインタートトカップから始まる可能性に賭けるしかなくなった。つーか、ルマンがもしこの試合で勝っていたらサンテティエンヌよりも上位になって、UEFA直行の可能性があっただけに複雑なところだよね(笑)。
松井の出来については、この試合もよくゴール前に顔を出して得点にからもうという姿勢は見えたのだが、一度フリーで抜け出た場面は浮き玉を胸トラップしている間に体を入れられてクリアされるなど、まだまだシュート場面での狡猾さが足りない面を見せた。難しいシュートや変態技については一流なんだから、やっぱりもっと確実なチャンスを確実にものに出来るところを見せないと、新チーム即定着ってのは難しくなるだろうから頑張って欲しいね。