J1第10節 神戸-浦和(1-1)

内容が伴ってないと揶揄されながらも、9試合連続負け無しと勝ち点を積み上げてきた浦和だったが、着実に積み上げがなされている事を証明する試合を見せてくれた。
浦和は戦術=闘莉王と言っても良いくらい、闘莉王が時間帯によってDFになったりボランチになったりFWになったりという正にリベロシステムと呼ぶべき体制が目を引くが、ボールを奪われた後はきっちりと近くの選手がプレスをかけて奪い返しに行き、試合の序盤こそ戸惑いはしたものの、速攻を狙いたい神戸のパスを封じ込めて前半途中からは浦和のペースに持ち込んだが、最後は息切れしてしまって同点弾を吉田にねじこまれてドロー。
ただ、攻撃面でのコンビネーションはまだまだバラバラの状態で、永井・エジミウソン・高原の3トップの間には全くコンビネーションが無く、ボールを支配して神戸を上回るシュート数を放っていながら、決定機の数はそれほど多くなかった。が、高原も徐々にプレイの切れが戻りつつあるようだし、時間が経っていけばコンビの効果は出てくるはずで、ACL次第ではあるが今年のエンゲルス浦和は相当強そうな感じである。でも梅崎はもっと使って欲しい感じだけど。
神戸は、吉田の得点以外にもカウンターからシュートがポストやバーをたたくシーンはあったが、精度の高いパスはボッティだけしか期待できないし、このカウンター一辺倒のシステムで行くならレアンドロが復帰しても中位争いが現実的なところか。ただ、大久保は見るからに体が絞れていて、クラブでも代表でも期待できそうな雰囲気だね。
つーか、2日ほど海外組の試合を優先していたら、今日もJがあったんだね。明日はACLだし、GWで疲れと精神的なだらけが染み込んだ体にはきついなあ(苦笑)。