ACLグループリーグ グループG G大阪-メルボルン-(2-0)

グループリーグ突破に向けて、是非ともここでメルボルンを蹴落としておきたいガンバのホーム戦。
ガンバは第1戦目の反省もあってか試合開始からDFラインの位置取りが高く、序盤からガツガツ前に来るかと思われたメルボルンが、バレーと山崎のスピードを恐れたのかそれほど前に出てこなかったこともあって、中盤でのパス回しでガンバが優位に立って完全に主導権を握る。
しかし、この日のガンバは安田、バレー、遠藤がいまいちの出来で、ボールを高い位置まで運んでもそこからの崩しに精度を欠き、なかなか決定的な場面に持ち込めないフラストレーションが溜まる展開が続いたのだが、30分にワンタッチのパス回しで右サイドを崩すと、バレーが頭で縦に送ったボールを遠藤が折り返し、山崎がDFよりも一瞬先に飛び込んでゴールへと流し込む。
そこからメルボルンもようやく反撃に出始め、ガンバのつなぎを厳しいプレッシャーで寸断し、相変わらずサイドに流れたFWへの詰めが甘いガンバ守備陣を早いつなぎで上がらせず、前半の終わりと後半開始に決定的なチャンスを作ったのだがシュートミスで得点には至らず。
逆にガンバは56分に遠藤のFKに相手がかぶったところを再び山崎が流し込んでラッキーな2点目をゲット。これでガンバも余裕が出たのか再び出足の速さがよみがえり、何度もカウンターのチャンスを作ったのだが今度はプレイが雑になって安易に攻めきろうとする姿勢が目立ち、逆にカウンターを浴びる危なっかしい展開。でも何とかこの日はGK松代を中心とした守備陣が踏ん張り、結果だけは文句なしの完勝を飾った。
1戦目で既にメルボルンの雑さは分かっており、敵はチョンブリのほうだと思っていたのでこの結果には驚かないが、ルーカスの守備貢献を始めとしてガンバのチーム完成度が意外に上がっていたのに驚いた。次はそのチョンブリとのアウェイ戦の大一番だが、とにかくコンディションを維持して走り負けず、DFラインを高く保てることが出来ればそれほど恐れる相手ではない。と、確かアジアカップのサウジ戦の前にも書いたんだよなあ(笑)。
さて、その前に本当の大一番を迎えた鹿島はどうだろう。