ロンド・ファン・フラーンデレン2008

という現地表記で書いたレース名が覚えられないのは私だけでしょうか(笑)。
近年、特にドーピング関係のスキャンダルが多く、どうもサッカーファンの人たちに対して胸を張って「自転車レースも面白いですよ」と言えなくなってしまっており、自転車レースはJSPORTSで見ていてもここでコメントはして来なかったのですが、ツール・ド・フランスとこのロンド・ファン・フラーンデレン、つまりツール・ド・フランドルの、世界で最も美しく、なおかつそのベクトルが正反対の方向を向いているという点で別格のレースだけは外せませんね。
特に今年はようやく雨が降ってくれまして(笑)、パーテルベルクやコッペンベルクといった斜度20%越えの濡れた激坂石畳での攻防が本当に見ごたえがありました。ただ、クライマックスのカペル・ミュール(教会の壁)では既に雨が止んでしまっていて、ミュールの石畳も改修されておとなしくなってしまっていたのが残念でしたね。
レースの方は、なんとクイックステップのアシストであるデヴォルデルがゴール前30km地点から、並み居るエース格の選手を振り切って逃げ切りゴールと、実に強いところを見せてくれました。チームには絶対的なエースであるボーネンがいるので今後も主にアシストで働く事にはなるのでしょうが、ベルギーにまた新しいスターが生まれましたね。
レースレポートについてはこちらもどうぞ。
そしてサッカーのネタからはこの2つ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000014-ykf-spo
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000012-sph-socc
こういうのでこれからどんどん五輪と最終予選に向けての煽りが出てくるんだろうけど、本当にオマーン戦に向けての緊迫感が無いというか、巷が楽観論に溢れているのが不思議でしょうがないです。
岡ちゃんはかなり守備面で戦術的な指示を出すようにするらしいですが、それが早いタイミングで攻めきる攻撃につながる守備として完成できなければ、オマーン相手にも必ず苦戦するでしょうね。
さて、たったの2ヶ月で一からチームを作るというチャレンジがどこまで成功できるのか。いや、想像しただけで6月はガクブルもんですよ(苦笑)。