欧州CL準々決勝第1レグ アーセナル-リバプール(1-1)

う~ん、今のアーセナルはミラン戦で見せた姿とは全く別物になっちゃったねえ・・・
相手が同じプレミアのライバルで、世界で最も精緻な2ラインディフェンスを駆使するリバプールだという点はあるのだろうが、DFがボール回しをほとんどせずに間髪入れずクサビを打ち、一つクサビが入ったら何人もの選手が後ろから追い越していって瞬時にパスコースを作るようなサッカーは姿を潜めてしまい、普通にバランスを保ったポジショニングでパス回しをするような、ごく普通のチームにしか見えなかった。
それでも、前半23分にショートコーナーからアデバイヨールが先制した時には、やはりこの試合はアーセナルのものかなと思ったのだが、わずか3分後にジェラードがアーセナルDFをドリブルで突破し、折り返しをカイトに決められて同点。前半終了間際と後半の15分あたりは後ろからどんどんPA内へと選手が侵入するアーセナルらしさを見せたのだが、後半途中からドロー狙いのリバプールにがっちりとゴール前を固められ、最後のセスクのシュートもベントナーのナイスクリア(笑)に合う不運もあって、試合はそのままドローで終了。
両チームは週末にプレミアで対戦があって、また来週セカンドレグで対戦するわけだが、その中でどれだけ両チームのコンディションに変化が生まれるか。現時点では明らかにリバプールの選手のほうが動きに切れがあり、攻撃のタレントと枚数という点ではリバプールに分があるのも確かで、リバプールホームでアーセナルが先制を許してリバプールに守られると相当苦しくなりそうだ。