ACLグループリーグ グループG G大阪-チョンブリFC(1-1)

いやはや、これを助かったと見るべきか情けないと見るべきか。
ガンバは試合開始からボールを圧倒的に支配していたのだが、いまいちDFラインが思い切って上がれず、オフサイドラインを意識はするものの相手FWに対して厳しく当たりに行くような事をせず、攻撃で跳ね返されたセカンドボールをあっさり奪われる場面が続き、こんなお上品なサッカーでアジアは大丈夫なのかと思ったら、案の定後半13分にカウンターから水本が1対1であっさり交わされてこぼれ球を押し込まれて失点。
そこから播戸、安田と攻撃的な選手を入れるが高さが無いのでロングボールやクロスは前半同様ことごとくチョンブリDFに跳ね返され、挙句の果てにパスもろくにつながらなくなって、これはいよいよダメかなと思った後半ロスタイム3分過ぎに、ようやくサイドからのクロスをゴール前でゴチャゴチャやっている内にルーカスが押し込んで何とかかんとか同点に追いついて終了。
後半に入ってガンバが3トップにした時にチョンブリがうまく対応できず、二川や寺田に決定的なシュートがあったのだが、やはりこういう時にきっちり決められないと必ずしっぺ返しを食らうというサッカーの教訓そのままの結果になってしまった。しかも遠藤が疲れていてミネイロ・佐々木の両SBがフィットしてない状態では、アジリティとスタミナに優れたタイ相手の苦戦は必然だっただろう。
無理やりガンバに明るい材料を挙げるとすれば、ヒューストン戦のように相手が攻めに出てくればバレーのスピードとルーカスのアイデアが生きてくるところだろう。まずは全南相手にしっかり勝ってメルボルンとの一騎打ちに持ち込みたいところだ。