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欧州CLベスト16第1レグ ローマ-レアル・マドリー(2-1)

中国戦を見た後にさらに見た試合なので簡単に。
レアルはアウェイと言う事であまりラインを上げずに、かと言ってそれほどゴール前に壁を作るわけでもなく、各選手がワイドに散らばった状態のあまり現代風ではないサッカーになっていたが、それでも中盤の正確なパス回しでローマをポゼッションで圧倒し、ロッベンのドリブルとラウルの神出鬼没なポジショニング、ファンニステルローイのCFWらしい反応で何度もシュートチャンスを作ったが、早い時間の先制点以外はシュートがことごとく枠を外れてしまった。
ローマは、ホームとは言えゴール前にきっちり壁を作ってカウンターを狙う形を崩さず、レアルにミドルは打たれても構わないと割り切り、注文どおりにいずれもロングボールからの2発で勝ってしまうところはいかにもイタリアらしいリアリズムだった。トッティは風邪で調子は最悪だったようだが、ほとんど試合から消えていても肝心なところで仕事をするのだからさすがである。
しかしこの対戦は、サッカーの内容とアウェイゴールを挙げての1点差という事で、まだレアル優位の状況は変わらないだろう。ローマはとにかくこの試合以上にきっちり守って、コンディションの戻ったトッティを軸にしたカウンターで脆さのあるレアルから先制点を奪いたいところか。

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