攻撃的サッカーと守備的サッカー

この週末の試合でテレビでやっているのはプレミアとセリエだけなんですね。フジ739は高原が移籍してしまい、稲本もサブ暮らしのようなので解約してしまいました。
そんなわけで昨日はアーセナル対マンチェスターシティの試合を見ておりました。プレミアは欧州リーグの中では一番人気みたいですが、どうも攻撃の姿勢が一本調子なので個人的にはセリエを見るほうが好きだったりするんですよね。
でも、後藤健生氏がアーセナルのサッカーを革命だと評していたので、どんなものかと興味を持って見てみたのですが、今期のCLでレアルがやっていたサッカーとほぼ同じスタイルのもので、ちょっと拍子抜けしていまいました。
高い位置から全員が素早く守備に回り、高い位置でボールを奪ったら守備に回った全員がどんどん前に動いてパスコースを作り、その間をタッチ数の少ないグラウンダーのパスでつなぎつつ、最終的にゴール前に人数を集める。中田はパス回しが想像出来るサッカーはつまらないと言ってましたが、それで点が奪えるなら別にいいんじゃないの?と思いますが(笑)。
この2戦の岡田ジャパンが1ボランチで攻撃的だと言われてますが、結局フォーメーションがどうあれ、守備から攻撃への切り替えをどれだけ早く出来るか、そのために選手が長い距離を走ってカバーに戻る事無く高い位置で奪えるかが、現代的な攻撃サッカーを支えるためのベースであり、1ボランチだからとか4-2-3-1だからという事では無いんですよね。
この2戦でも内田がドリブルで持って上がる場面が何度も見られましたが、アーセナルのサニャが先制点の場面でからんだシーンのように、SBがいつの間になんでゴール前にいるの?というぐらいにカメラのフォーカスが追えないタイミングで走り出しているべきで、そういう意味では岡田ジャパンはまだまだ判断も動き出しも遅いように思います。
まあ、まだまだコンディションも整ってない面はあるでしょうから、タイ戦で相手が守備を整いきれる前に攻めきるサッカーを見せてもらいたいものです。