フランス・リーグアン第24節 ルマン-モナコ(1-0)

もちろんゴールを決めた松井の出来は良かったんだけど、何よりこの苦しい時期にチームが勝ち点3を取れたことが大きい。
この試合では、ルマンはカルヴェ、ジェデル、セルダン、ブウールという守備重視のバックラインを組んだのだが、これが非常に良く機能して、最近非常に多かったバックラインの不用意な押し上げが少なく、モナコのメネズ・ピキオンヌといったフランス代表クラスのFWに良く食らいつき、最後まで集中力を保った守備が出来ていた。まあ、GKロシュのポジショニングだけは相変わらず不安だけど(笑)。
また攻撃面では、初先発のマイガが1トップという布陣だったが、高さがあって足元もまずまず上手く、ルマンのロングボールにきっちり競り合って起点になっており、本調子でないサマサの代わりとして十分な働きを見せていたのも大きかった。
松井はゴールこそモナコGKローマのお手玉を拾ったごっつぁん気味ではあったが、それ以外の場面でほとんどボールを失わず、珍しく味方からのボールが良く集まって完全に攻撃の中心として働いていた。
これからもこういう試合が出来ればいいけれど、アフリカ勢が帰ってくるとまた違うサッカーになりそうだし、好調が長く続かないのもルマンの持病だしなあ・・・いろいろ移籍の噂は出ているけれど、今が本当に売り時じゃないだろうか。