フランス・リーグアン第23節 リール-ルマン(3-1)

週末の試合からすぐという事で、松井とカルヴェを温存(?)して監督的には守備的に臨んだ試合だったが、前半10分に早速先制点を与えてしまってゲームプラン崩壊、後半に松井、カルヴェを投入するも追いつけず、全てが裏目に出た結果となってしまった。
ルマンはバシャが復帰はしたものの、セルダンが前の試合で退場したために移籍間もないジェデルがCBに入らざるを得ず、この試合ではSBに入ったエル・バハリはいいところが無く、バールは相変わらずの一人マッチポンプでDFラインがやっぱり安定せず、サブGKのロシュも1点目と2点目は致し方なかったところだが、3点目のFKはコースが甘かったにもかからわずに一歩も動けず、改めてルマンの層の薄さが浮き彫りになる内容だった。
後半になって松井とカルヴェが出てからは、相手のリヒトシュタイナーが退場になったのもあってルマンが攻勢に持ち込めるようになったのだが、1トップのサマサは怪我明けで精彩を欠き、86分にようやく松井の一瞬のフェイントからのクロスをイェブダが足で押し込んだが、どのみちこのメンバーなら1~2点がせいぜいだろう。
次はモナコとのホーム戦だが、ルマンは現在9位とはいえ降格ゾーンまでの勝ち点差はわずか5で、いくら上位が相手とは言えここらで勝ち点を1つでも挙げておかないとさすがに厳しい。これから少ない日数でどこまで守備組織を詰められるかだ。