サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

フランス・リーグアン第21節 ルマン-ボルドー(1-2)

フランスリーグカップでリヨンを破った事から期待して見ていたのだが、正直よくこの守備で勝てたなという感想しか持てなかった(苦笑)。
ソショー戦の出来からさすがにガルシア監督も仕事をしたようで、この試合のルマンはDFやボランチからトップにパスを当て、それを中盤で拾ってスペースに飛び出した選手を使う攻撃の狙いが見えたのだが、いかんせん故障のデメロの代わりに出場したルタレクでは前線でのポストにはなれず、ボールを失ってはプレスがかからない中でDFが不用意にラインを上げてマークを外すミスから前半早々に2失点を喫してしまう。
それでもスローインからのボールを受けたドゥイヤールが鋭い反転から1点を返してからは、ルマン全体にプレスの動きが浸透して良いリズムになったのだが、45分にボルドーの選手が報復行為で一発レッドになってしまったために、後半からは守備的になったボルドーに完全にスペースを消され、縦パスをことごとくカットされる手詰まりになってしまった。
後半の途中から高さのあるサマサとエル・バハリを投入してからは、パワープレイ気味の攻撃でボルドーゴールを脅かすものの、時既に遅しで最後に松井がフリーで打ったシュートもステップが合わなくて力が無く、これでルマンはリーグ戦3連敗。
DFに起用されたサブのブウール、バールともに酷いマークミスをして失点の原因になったし、ジェルビーニョやデメロといった身体能力で勝負できる人材がいないのでは、まあこの結果も仕方のないところだろう。この試合ではミスが多かったとは言え、シンプルにボールを縦につなぐサッカーはネーションズカップに出ている選手が戻って来ても生かされるはずなので、しばらくはこの形を続けて行くべきだろう。ま、ロマリッチが入ったらご破算になる可能性もあるんだけどね(笑)。

モバイルバージョンを終了