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FCWCミラン戦から一夜明けて

ミラン戦から一夜明けて、マスコミやネット上の意見なんかをぽつぽつと拾っているのですが、「ミランを追い詰めた!」とか「運が無かった!」みたいな誇大表現があまり無く、「ミランはやっぱり強かった」系の記事が多かったのはちょっと意外でしたね。
マスコミやファンが成長したのか、はたまた浦和には善戦して欲しいけど本音ではミランに勝ってもらっちゃ困る某広告代理店やどこぞの協会の印象操作が無くなったせいなのか(笑)。
さて、昨日は辛口でコメントをしましたが、今日はあえて誉めるべき点を書いて見ます(笑)。
日本が世界にデビューと言えば、やはり98年のフランスW杯アルゼンチン戦を思い浮かべますが、相馬のサイドに終始オッドを貼り付けていたように、かなりミランが慎重な戦い方をしていたとは言え、9年前に比べるとちゃんとサッカーの試合になっていましたね。
それはやはり日本選手のレベルアップが根底にあるのは間違いなく、鈴木とガットゥーゾ、闘莉王とカラーゼ、阿部とアンブロジーニなんかを比べても、選手の素質的にそれほど大きな差は無いと思います。ま、カカーやセードルフ、ネスタ、ヂダに匹敵する素材がいないのもまた事実なんですがね。
つまりミランと浦和の差はとにかく経験の差に尽きるわけです。かつてレッジーナにいた頃のピルロは、中村に毛が生えたようなひ弱なテクニシャンだったのですが、今や守備力では中村とは雲泥の差がついてしまいましたからね。
まだまだ日本は、各年代の代表が世界大会に出場し、選手は積極的に海外移籍し、FCWCに毎年日本のクラブを出場させるような努力が必要という事なんでしょうなあ。

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