オシム監督の意識が戻る

いや、相変わらずのオシム節で安心しました。
それにしても、意識が戻っての第一声が「試合は?」なのですから、爺さんのサッカーに対する情熱には本当に頭が下がるばかりです。
しかしこういうニュースを聞くとなおさら、協会の岡田新監督決定についての拙速さというものに疑問を抱かずにはいられません。
だいたい、協会は日本サッカーの危機などと煽って岡ちゃんを説得したみたいですが、韓国やイラン、オーストラリアもまだ監督は決まってませんし、何故日本だけが危機になってしまうのか本当に不思議です。しかも理事会で満場一致とはどこまで皆さんイエスマンなんだよ(苦笑)。
アクションのコラムでも書きましたが、実は代表チームの完成にそんなに時間は必要ないのです。日韓W杯で韓国を率いたヒディンクの就任期間は1年半、同じくヒディンクが率いて決勝トーナメントに進出したオーストラリアではたったの1年、しかもPSVとの兼任ですよ。戦術的な約束事が多かったトルシエでさえ、チームの基本はアジアカップで出来上がってしまったぐらいですからね。
確かに3次予選は目前に迫っていますが、3次予選程度なら3バックの1トップのような妙ちくりんな采配さえ行わなければ、監督代行でも十分に務まる仕事です。つーか、3次予選の段階で全力でチームを完成させてしまっても、それ以降の伸びしろは無くなってしまうし最終予選での研究材料を相手に与えてしまうだけですよ。
今回の決定についても、おそらく本人は何も文句は言わないでしょうし、アマルも解任させられたので下手をすると日本のサッカー界から身を引く可能性もあるでしょうが、そうなった場合の損失の大きさについて本当に協会はちゃんと理解をしているのでしょうか。
さて、また「やす@ウイングス」さんからのお頼り。

ロッソ(ロアッソでしたっけ!?)熊本がJ2昇格し、九州のJリーグチームも4チーム。
あの弱かった浦和がアジアチャンピオンになったり・・・Jリーグ発足から10数年・・・100年構想ってのはまんざらでもないのかな、などと感じますね。
大分は何とか残留し、梅崎や福元で資金稼ぎ出来そうだし、鳥栖も育夫先生のおかげでチームらしくなってきました。
翻って、お膝元アビスパ(-_-;)
ルーチン業務である九○電力・福○市からの2年単位の島流し出向社長・・・胸のコ○コーラ西・背中の三○信販撤退、ビジョンの無い大量解雇(怒)!まあ、野球のクラウンライターと同じ末路をたどりそうな気配がぷんぷんです。
県内もうひとつの、ニューウェーブ北九州がJFL昇格しましたが、こちらは母体がもともと地元なんで、肩入れはしやすいかな。。。
そもそも、中学生世代までは、福岡圏より北九州圏の方が確実に強い!(福岡以外の人から見たら、一緒なのだろうが・・・)のに、高校になると、東福岡や筑陽学園(東海大五は中間あたりだが)に流れて行って(大久保や平山みたいに、その先の長崎へたどり着くヤツもいるが)いまいちサッカー熱が盛り上がりきらない北九州ですが、これを機にアビスパにも危機感を与えるようなニューウェーブを起こしてもらいたいものです。

日本は協会を筆頭として親会社Jチームの多くがとにかくアレなので、今後の日本サッカー界は地域草の根レベルでの優秀な人材に託すしかないんでしょうかねえ・・・