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ACL準決勝第2レグ 浦和-城南一和(2-2PK5-3)

いや、浦和はよくこれで勝ちあがれたよ(笑)。
試合の内容は完全に城南のもので、レッズが前半21分にワシントンの胸トラップからの豪快なゴールで先制すると、とたんにレッズの悪癖が顔を出してDFラインが押し上げられない、サイドがDFラインに吸収されて5バックになる状態が最後まで続いたのが予想通り苦戦の原因だった。
前半は何とか無失点で切り抜けたものの、後半の11分に深い3バックの横のスペースを使われ、坪井が1対1で軽く抜かれてまず1失点、フィードの跳ね返しをイタマルに拾われてミドルのこぼれ球を押し込まれて2点目と、あっという間にアウェイゴールのアドバンテージを消されてしまった。
2点目のすぐ後に、セットプレイの折り返しを長谷部が決めて同点にしたが、終始運動量が落ちずにSBの積極的な上がりと中盤のポジション回復力、前線のチェイスをしつこく繰り出す城南の前にレッズはポゼッションでの劣勢を強いられたままで、たまの決定的なチャンスもワシントンやポンテが決められずに延長を経てPK戦に突入。
PK戦では城南の崔成国が正面のボールを都築に弾かれ、浦和は5人目の平川のボールがGKに読まれながらも、浦和サポーターの祈りが乗り移ったのか何故かゴールに決まってレッズが何とか決勝に勝ち上がりを決めた。
決勝の相手はセパハンが有力視されているが、川崎との対戦では攻撃力こそそれほどでも無いものの、GKを中心とした守備力は相当なもので、第1戦のアウェイで負けてしまうと阿部と闘莉王が怪我をしてしまった浦和にとってはかなり厳しい状況になるのは確かだろう。どん引きの悪癖を修正して組織で攻撃的な守備を発揮できるかどうかが決勝のカギを握る事になりそうだ。

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