AFCアジア/アフリカ チャレンジカップ2007 日本-エジプト(4-1)

やっと大久保が点を取ったのは、いち大久保ファンとして嬉しい限り。
得点も難しいミドルとゴール前に飛び込むヘディングというJリーグで何度も見た大久保らしい得点の形だったね。これで簡単なゴールを確実に決められれば間違いなく代表のエースなんだけどなあ・・・大久保はそういうのに限って決められないんだよな(笑)。
という私情の部分はさておき、どんな相手であっても大量点を入れてきっちり勝つのは難しいわけで、2軍のエジプトが相手とは言え、4点を取って勝った事実はいかにツンデレのオシムとは言え、インタビューでまず褒めるしか無かったのは仕方の無いところだろう(笑)。
だが、3点を取った後の試合運びのまずさは反省しなければならないところで、縦にボールを動かしてワンタッチでフリーな選手に展開する攻撃の狙いはある程度出来てはいたが、3点目以降は組み立ての段階でのミスが相次ぎ、それも技術的なミスと言うよりは、3点を取ったことで気を抜いたのか本来走りこむべきスペースに人が動いていなかったためにミスになったものが多く、エジプトの決定的なチャンスが点にならなかったから助かったが、あまりにイージーであった事は否めないところだ。
また、エジプトのほうが個人能力に勝っていたとは言え、1対1の守備が軽くてエジプトの2人目の動きに中盤が付ききれずにシュートまで持ち込まれてしまう場面も少なくなく、サウジ戦同様に1対1での対応のまずさが現れてしまったと言え、中東相手の予選での不安が払拭されたわけではない。
ま、でも全体的には良いクォリティの試合をやったのは確かで、オシムジャパン全体に誰が出ても自信が持てるようなメンタリティが育ってきたのは間違いなく、これが海外組はもちろんとして今まで何度か起用されてきた巻や佐藤といった国内組が刺激されて、よりアグレッシブな姿勢を見せるようになるとこの代表はさらに良くなって来るだろう。
とにかく心配のいらない兄貴分はさておき、問題は出来の悪い弟分だな・・・(苦笑)