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欧州CLグループA リバプール-マルセイユ(0-1)

いくらまだ第2節だとは言え、ホームのアンフィールドでこんな試合をしてしまったのではファンも怒り心頭じゃないだろうか。
なにせリバプールは試合開始から実に75分もの間、サイドがほとんど攻めあがる意思を見せずにひたすらクラウチやトーレスにロングボールを蹴りだすだけで、よほどアウェイのマルセイユのほうが積極的な攻撃を見せていたのだから。
とは言え、マルセイユも攻撃についてはカウンターが主体で、基本的には両チームともに自陣で素早く2ラインの守備ブロックを作りあう展開だったために、ゴール前で2、3本の連続したパスが回る事はほとんど無く、延々と眠気を誘う展開が続く始末だった。
ところが77分にヴァルブエナのゴール右隅に吸い込まれるゴラッソなループ気味のシュートが決まってからは状況が一変。リバプールの選手が上がりまくってサイドからクロスを連発、しかしあまりにも時既に遅しでマルセイユの体を張った守備にことごとくボールが枠外に弾かれ、リバプールはあっけなく敗戦。
スタメンからカイト、マスチェラーノ、リーセを外したのはターンオーバーを考えての事だろうが、メンバーうんぬんよりも何で最後の15分のサッカーが途中で出来なかったのかという疑問が強く残ってしまった。まだ第2節目だとは言え、そんな余裕をぶっこいていいの?とつい思ってしまう。
マルセイユは、監督が交代した後とは言え、現在リーグアンで17位に低迷しているとは思えないCL2連勝という結果。点を取るという意味ではタレントが少ない印象があるが、アウェイで負けない事が重要なCLでは、この粘っこい守備は今後も強さを発揮しそうな感じである。

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