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ACL準々決勝第1レグ セパハン-川崎(0-0)

こちらは浦和とは逆の意味で、もったいない試合だったなという感想。
川崎は試合開始直後こそ前に出る勢いがあったが、セパハンはフィジカルと個人技、そして接触プレイで若干ホームに有利な笛を吹く審判のおかげもあって川崎の選手との1対1を制し始めると、川崎は6人が低い位置でゾーンを作り、前線の3人を前に残して間を中村が何とかつなぐ前後分断サッカーに切り替えた。
これがうまくはまって、川崎は押し込まれながらもカウンターから決定的なチャンスを何度か作ったのだが、チョンテセやジュニーニョ、マギヌンがこれを決められなかったのが痛かった。もっとも、セパハンにも2度の決定機があって川島がナイスセーブで防いだのでアンラッキーという意味では同じだったのだが。
後半も30分を過ぎるとセパハンにもさすがに攻め疲れが出始め、ようやく川崎が攻めに転じたのだが中村が足をつったように選手も疲れのためかプレイに精度を欠き、惜しいところまでは行くのだが得点機にまでは至らず、何とも歯がゆい印象を残して第1戦をドローで終えた。
一応アウェイで引き分けだったので川崎としては良しとしたいところだが、アウェイゴールで勝てる大きなチャンスを逃したのも事実。しかもセパハンは決定力こそ強くはないものの守備は予想通りに堅牢で、前に出るサッカーよりもカウンターが得意な川崎にとっては第2レグで難しい試合を強いられそうだ。その意味では、さっさと先制点を奪って相手を前に出させる展開に持ち込みたいところか。

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