J2第37節 仙台-京都(1-0)

ちと時期遅れだけど録画しておいたのを観戦。
ともに4-4-2のフォーメーションで、コンパクトなプレスディフェンスから一気にトップへとボールを運ぶスタイルなので、決定機の数の割にボールが行ったり来たりする見ていて忙しい試合だった。
しかし、選手の出足やパスの運び方については仙台の出来が一枚上手で、前半から何度か決定機があってが決められずに後半まで突入、9分に相手陣内でボールを奪って左からのクロスを中島から遅れて飛び込んだチアゴがナイスオウンゴールを決めてようやく先制。
後半半ばを過ぎると互いのプレスが緩くなって中盤にスペースが空き始め、パウリーニョやアンドレといった京都の前線の個人技が発揮され、徐々に仙台を押し込み始めるものの完全な京都ペースにはならず、仙台は何とか逃げ切って上位と差を詰める大きな勝ち点3を手にした。
仙台は何とかオウンゴールで勝ちはしたものの、終始京都を内容で上回りながら前線に決定力が無く、昇格争いからなかなか抜け出せない悩みを感じる試合だった。京都も決定力については外人2トップに頼った状態なので、こちらも一歩抜け出すための決め手が少ない状態。首位の札幌も調子を落としているだけに、まだまだJ2は混戦が続きそうだ。