J1第24節 鹿島-川崎(4-1)

こちらも点差ほど両チームの内容に大きな差は無かった試合だった。
特に後半は終始川崎がボールを支配し何度も鹿島ゴールを脅かして一度は1点差にまで詰め寄ったものの、前半のFKと小笠原のミドル、そして後半はカウンターから2点と効率よく得点を積み重ねた鹿島に軍配が上がった。
鹿島の出来はイタリアから復帰した小笠原にシンクロしていて、前半は得点のみならずパスでもイタリア式のゴールに直結する仕事を見せていた小笠原だったが、後半は試合にコンスタントに出ていない影響があるのかいきなり存在感が無くなってしまい、代表争いのライバルである中村を自由にプレイさせて川崎のペースに持ち込まれてしまっていた。
川崎は、やはり前半のゴールに転がすだけだった決定的なチャンスをジュニーニョが外したことが悔やまれる。後半にカウンターからあっさり2点を追加されたのも、同じくカウンターを得意とする中東勢が待ち受けるACLに向けても不安要素が残った内容だった。中村が代表で取られてしまうだけに、復帰の我那覇で何とかしたいところだろう。