スコットランド・プレミアリーグ第4節 セルティック-ハーツ(5-0)

セルティックは何とかPK戦を制してCL本選出場を果たしたようですね。ザルツブルグは残念ながらUEFA行きになっちゃいましたが・・・
ネットの情報では、中村の動きは良かったものの、3度の決定機を外した上にPK戦でもクロスバーに当ててしまったようで、もし負けていたら確実に戦犯扱いされていたようでなおさら良かったです(笑)。ボルツに大感謝。
私はまだCLが見られるスカパーのセットに入っていないので、JSPORTS Plusでの再放送待ちという事で、先にハーツ戦の戦評を。
昨シーズン4位ながら、ここまで2分け1敗と調子が出ていないハーツを迎えてのホーム戦。
いつものハーツだと、セルティック相手に猛然とプレスをかけて一気にゴール前まで運ぶサッカーを見せるのだが、この日のハーツは攻撃こそ縦への勢いがあったものの、守備の意思統一がバラバラでセルティックの中盤がゴール前に来ると簡単にフリーにさせてしまい、9分にクロスをダイレクトで打った中村のシュートを何とか体で防いだボールがゴールに入り、22分にはドナーティのドリブル突破を止められずにあっという間にセルティックが2点を奪ってしまう。
その後は、イケイケドンドンのドナーティ、ブラウンのボランチ陣と、安心して引き気味になったCB陣との間にポッカリとスペースが出来てしまい、そこから何度か決定的なシュートを打たれるのだが運良く決まらず、後半にフェネホール・オフ・ヘッセリンクの頭での折り返しをこれまたどフリーでゴール前に突っ込んでいたブラウンが押し込んで勝負あり。あとは中村の股抜き突破でPK、そして中村のアウトサイドで流し込んだゴールと中村劇場を追加して終了。
セルティックは、ドナーティとブラウンが縦に強くて自分でボールを運べるため、今までのレノンやスノのようにとりあえず中村にボールを預けるような遅攻が随分少なくなった。その分、中村はゲームを組み立てるよりはフィニッシュにからめる位置に上がる事が多くなり、それが3点にからんだ要因となった。
が、前半の後半のようにDFとの息がまだ合ってない場面もあり、ここでCBがもっと高い位置取りをして相手をがっちり押し込め、中村が決定的な位置で働けるようになれば、セルティックや中村自身のレベルも一歩上がってくるように思う。ストラカン監督の手腕に期待したいところだ。