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スコットランド・プレミアリーグ第4節 アバディーン-セルティック(1-3)

昨シーズン3位のアバディーンのアウェイ戦とあって、セルティックは試合開始から劣勢を強いられ、中村を経由したカウンターを仕掛けるものの相手の戻りも早くてなかなかチャンスにならず、案の定U-17日本のナイジェリア戦を思わせるような中央での守備のミスから失点する有様。
ところが後半15分からいきなりアバディーンの守備がセルティックの2列目を捕まえられなくなり、PA内でフェイント気味のトラップからドナーティがシュートを決めると、そこからはセルティックが好き放題攻撃が出来るようになり、39分には流れたクロスを中村がこれまたフェイント気味のトラップでインに流れ、ドナーティ>ミラーとパスがつながって2点目。そしてロスタイムにもミラーが2点目を決めて見事な逆転勝利を手にした。
まだまだ、マクドナルドやブラウンといった新戦力がフィットしたとは言いがたいが、補強の一番の目玉であったドナーティに結果が出たことは、本人はもちろんチームにとっても嬉しいことだろう。持っているポテンシャルが高いのは間違いないだけに、これからどうセルティックの力になって行くか楽しみである。
中村については、前半こそ守備に回って目立つ回数は少なかったが、そんな中でもミスの少ないプレイが続き、後半からは何度もシュートを放つ積極性を見せた。まあ、そういう時に限ってFKでも点が取れなかったりするのだが(笑)。
それにしてもU-17を見た後では、やはりトラップの方向やパスのタイミングと精度、スピードコントロールといった落ち着きがぜんぜん違うなと思わざるを得ない。U-17の選手も技術的には中村とそれほど変わらないものを持っていると思うだけに、やっぱりなるべく若い間に海外に出て、日本人とは違う身体能力を持った選手にもまれて欲しいと思ってしまうなあ。

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