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アジアカップ準決勝 日本-サウジアラビア(2-3)

今日のエントリーで、日本がオージー戦の日本ならサウジには勝てると書いたが、残念ながら日本はその時の姿とはかけ離れてしまっていた。
序盤こそ本来の動きを見せていたものの、すぐに運動量が落ちてスピードに乗った上がりやスペースを突く動きが消えうせてしまい、攻守にフォローが無くていつもの数的優位を活かしたサッカーが全く出来なかった。
さらに、ボールに対する反応が鈍いのでルーズボールの大半を奪われ、縦に出されるボールを前でカットすることが出来ず、リトリートするだけの守備になってしまって1対1の個人能力で勝負される羽目になってしまった。
結局、日本は肝心の運動量が無くなったことによって、オシムサッカーの長所がオセロゲームのように全て短所に裏返ってしまったと言える。これからアジア予選を戦う上で、中東アウェイでの試合など、環境的に過酷な条件にさらされる場合があるだろうから、そういう時にどうやって粘るかという宿題を突きつけられたと言えるだろう。
これで不本意な形で日韓戦が実現してしまったわけだが、今日の試合を見る限りでは韓国の運動量は完全にイラクを凌駕しており、日本の苦戦は免れないだろう。次は新しい選手を使うような事をオシムは語っていたが、何とかもう一試合意地の踏ん張りを見たいところだ。

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