ツールドフランス第16ステージ

残念ながら今年もとんでもないスキャンダルが出ちゃいましたね・・・サウジ戦の後にこれでは、ますますガックリです(苦笑)。
まずはヴィノクロフ。アルプスでのブレーキの後にTTで爆勝と、これはかなり怪しいなと内心思っていたら、案の定血液ドーピング。それも他人の血液を使うと言う杜撰さだったのには呆れました。アスタナはチームごとの退去を勧告されたそうですが、チームぐるみである事を疑われたのでしょう。まあ、アスタナがカザフの国策チームであり、ヴィノクロフが落車からの不調によって想像を絶するプレッシャーがかかっていたにせよ、これは言い訳にはなりませんよね。
そして、16ステージを勝って総合優勝を磐石にしたはずのラスムッセンが、度重なるドーピング検査逃れのためにスポンサーを怒らし、チームは彼を追放。そしてコフィディスのモレーニがテストステロン陽性で、こちらはチームが関与した可能性は低いのですが、チームは責任を取って自主辞退。
てなわけで、コンタドールが自動的に総合首位に上がったわけですが、彼もオペラシオンプエルトでの関与が疑われているんですよねえ・・・このステージでコンタドールを引いていたアシストのライプハイマーが、ゴールではコンタドールをちぎってしまったというアシストにあるまじき行動をしたのですが、もしかするとコンタドールがアウトになる事をチームが半分覚悟してしまっているのかもしれません。
それにしても、ドーピング違反で年俸分の罰金と言うペナルティをかけられてもやってしまうのは、どういう心理が働いているんでしょうかね? 一生懸命やっている選手には気の毒ですが、これではさらにペナルティを重くされても仕方ないでしょう。まったくもって残念です。