ツールドフランス第15ステージ

逃げて勝ったヴィノクロフに、最後の登りで果敢にアタックしたコンタドール、それに食らいついたラスムッセンはもちろん凄かったのですが、個人的には何よりもラスムッセンのアシストをしたボーヘルトの働きが感動的でした。
この日の2級・1級・超級と続いた峠をほとんど先頭で引きまくり、最後のペイルスルードでディスカバリーチームが放ったポポヴィッチのアタックも潰しきった鬼神の働きは、とても今年で引退を表明している選手とは思えませんでした。休養日を挟んでいるとは言え、次のステージは1級と超級が2つずつある頂上ゴールという最大の山場だけに、まだまだボーヘルトの力が必要となるでしょう。
それにしても、大ブレーキと大爆発が交互にやってくるヴィノクロフと言う選手は分からないですねえ。もしかすると一卵性双生児が交互に走っているんじゃないかと思ってしまいます(笑)。この日は大逃げで勝ったとは言え、まだ総合タイムで28分の差があり優勝争いにからむ事は無いのでしょうが、次も大いに暴れまわって集団をかく乱して欲しいですね。
さて、明後日はとうとうアジアカップとツールのクライマックスがジャストタイムでバッティングしてしまいますね(悩)。まあ当然アジアカップ優先になってしまうのでしょうが、日本には90分でサウジをさっさと片付けてもらって、上々の気分でツールを楽しみたいものです。
レースレポート