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ツールドフランス第9ステージ

2つの超級山岳はあるが、最後の山を下りきってのゴールと言う事で、総合争いを大きく左右するような決定的なステージにはなりませんでしたが、先行したアシストのポポヴィッチを利用したコンタドールのアタック、それを追撃するメイン集団を引っ張るケースデパーニュのアシスト、グティエレスの必死の引きと、自転車レースのチーム戦略の妙が詰まった非常に面白いレースになりましたね。
ステージ優勝は最後のガリビエ峠で逃げたソレールが取りましたが、2位にはメイン集団の中のスプリントを制したバルベルデが入り、ボーナスタイムを稼いで総合でも2位に浮上してきました。マイヨジョーヌのラスムッセンは、ガリビエでアシストが消えてしまい、さらにチームエースのメンショフが遅れてしまったので動けませんでしたね。
コンタドールは最終的には他のライバルに追いつかれてしまいましたが、ガリビエで登りの力を見せ付け、アシストのポポヴィッチ、ライプハイマーも好調なので、チーム力としては一歩リードというところでしょうか。ただ、経験不足は否めないところなので、そのあたりが終盤にどう影響するか。
そして注目のヴィノクロフですが、残念な事にこのステージでも遅れてしまい、これでほぼ総合争いからは脱落という事になってしまいました。ゴール後には涙を見せていましたが、これでアスタナはクローデンがエースという事になってしまうのでしょうか。
レースレポート

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