U-20ワールドカップ グループF 日本-ナイジェリア(0-0)

ネット上の意見では、この試合で先発したサブ組とレギュラー組では差があったような意見が多かったが、実際に試合を見るとそこまでの大きな差はあまり感じず、初めてのピッチと異次元の身体能力をもつナイジェリア相手ということを考えれば良くやっていた方だと思う。
序盤の梅崎からの決定的なクロスを2度フイにしてしまい、平山以上にもっさりとした動きで途中は消えていたハーフナー・マイクに批判が集まっているが、まだ全身を思い通りに動かす筋力が足りない感じで、これからフィジカルが伴っていけば面白い存在になると思った。平繁については・・・もうちちょっと頑張れ(笑)。
それにしても、カタール戦を見た直後にこの試合を見ると、あれだけナイジェリアにも日本にも決定的なチャンスがあって、スコアレスドローで終わる試合もあるのだなとため息をつかざるを得ない。とは言え、U-20はA代表のような動き出しの鈍さや醜いセルフジャッジも無く、最後までひたむきにナイジェリアの個人技に食い下がっていて、神様はちゃんと見ているんだなと思ってしまった。
まあ、1点入れたところで思わず逃げに入りたくなるほどベトナムの気候が過酷だったのだろうが、その言い訳も1戦目までである。ってちと余談が過ぎた(笑)。
レギュラーを温存した状態で、次も同じピッチで戦える1位通過、しかもF組が当たる可能性があった4ヶ国のうち最もくみし易いと見られたチェコが相手と、日本はこれ以上無い条件を手にする事となった。が、万全であればあるほど逆の結果になってしまうのもまたサッカーで、どっかの代表のような慢心に囚われることなくチェコ戦に臨んで欲しいところだ。