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J1第17節 G大阪-FC東京(6-2)

東京が序盤に2点をリードしていながら、結局ガンバに6点をぶち込まれて大敗した試合だったが、60分までの東京の試合内容自体はそれほど悪いものではなかった。
特に、攻撃面ではトップで自由に動くルーカスを起点として、サイドをからめたスムーズなパス回しで何度もシュートチャンスを作り、前半のガンバの守備が緩かったにせよ、うまく行けば前半のうちに3~4点を取れたであろう効率の良い攻めを見せていた。
が、こと守備となるとリトリートする守りが中心でボールを奪う位置が低く、まだ体が動ける前半のうちは選手が長い距離を走ってチャンスを作り出してはいたものの、後半途中からは完全に選手の足が止まってしまい、後はガンバにやられ放題になってしまった。
東京が戦術的に高い位置からのプレスを目指すのでなければ、守る時は守って攻める時は攻めるといった試合中のペースチェンジをうまく使いこなせるようにならないと、今のひたすら守ってひたすら攻める試合をやっていたのではかなり厳しくなってしなうのは確かだろう。
しかしガンバもあまり誉められたものではない。1点目のオフサイドトラップの掛けそこないや、2点を取られるまでサイド攻撃が機能しなかった事など、出場停止の山口の代わりに中澤が入って連携に問題があったにせよ、ACLを視野に入れたチームとしてはあまりに情けない前半の出来だった。
それにしても交代後にあっという間に2点を入れた播戸は凄かったね。この調子を是非アジアカップに持ち込んで欲しいところだ。

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