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J2第21節 愛媛-札幌(2-1)

ちょっと前にも同じような事を書いたような気がするが(笑)、札幌は西谷が2度もゴールポストに当ててしまったのを始めとして、決定的なシュートはことごとく枠を少しだけ外れ、愛媛の赤井が角度の無いところから、おそらく100回蹴って1回入るかどうかというギリギリのコースにFKを決め、札幌が9人になったところで2点目を入れたのが決勝点となるという、よほどサッカーの神様は愛媛が好きなんだなと思わせるような試合だった。
逆に札幌は、運だけじゃなくて審判にも見放されてしまったのが痛い。札幌の選手が経験とスキルを活かし、傍目からはイエローを受ける一歩手前のうまいプロフェッショナルファールに見えたプレイにことごとくイエローが送られ、試合が荒れてもいないのにイエロー9枚、退場者2名というナーバスにもほどがあるジャッジの犠牲になってしまった。
もちろん、愛媛はただ運だけで勝ったんじゃなくて、終始良く走って札幌の個人技を数的優位で押さえ込めたのも大きな勝利の要因だった。札幌がヴェルディ同様、さほど高い位置からプレスを仕掛けないチームだったのも愛媛にとって相性が良かったと言える。
まだまだ札幌のアドバンテージは大きいが、このところはJ2上位のチームよりも下位の活躍が目立っており、既に2位以下は大混戦の状況になっているのを見ても、このまま最後まで札幌は安泰とはならないんじゃないかと思う。さあ、J2の本当のシーズンはこの夏場からだ。

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