山形とオシムジャパン

この週末は、中断なく続けられているJ2の、山形対草津の試合を見ていました。
いろいろと忙しくて疲れが溜まっていて途中で寝てしまったりしたので戦評はパスさせてもらいますが、元J1選手や外国人を揃えたチームが上位を占める今年のJ2にあって、何故地味な面子の山形がその中に食い込んでいられるのかがよく分かる試合でした。
対戦相手の草津にしても、下位に低迷している愛媛や水戸にしても、J2では守備面でのハードワークが当たり前になっているのですが、その中でも山形のハードワークぶりは突出しています。とにかく攻守両面で数的不利になるような場面がほとんどなく、ボールを奪ったらとにかく前線に蹴りだしてサイドやFWが追いつけば何とかチャンスになるといったようなJ2に多い攻撃じゃなくて、ボールを奪うと前線にどんどん人が上がってパスコースを作り出し、当然ゴール前に飛び込む人数も多くなる千葉顔負けのサッカーをやっています。
この試合はあいにくドローで終わってしまいましたが、同じような面子で同じような組織サッカーでも、ハードワークのレベルが違うとここまで内容と結果が変わるんだなと思い知らされました。
そう考えると、サウジ戦、ペルー戦、モンテネグロ戦と結果を出しているにもかからわず、相手が弱いとか地味だとか言われ続けてしまっている(笑)オシムジャパンですが、相手が弱いと思えるぐらいにベースの強さがアップしているのは確かでしょう。
明日のコロンビアはモンテネグロよりも強い相手なのは確実ですが、また地味であまり試合について書くことが無い勝利を期待したいですね(笑)。