J2第15節 愛媛-湘南(0-4)

プロとアマチュア。愛媛のファンには悪いが、それだけの力の差を感じてしまった。
確かに、愛媛のサッカーがしっかりと組織されているのは分かるのだが、DFのフィード精度の問題もあるのだろうが、まずボランチに預けてそこからパスをつなぐパターンしか無いので、湘南にそこを狙われて次々に危ない場面を作ってしまっていた。それが直接の失点にはつながっていなかったが、本来であればもっと失点していてもおかしくなかった。
そしてパス回しも、湘南のアジエルや坂本のように、ボールを溜めて相手を引き付けてオープンに展開出来るような選手がおらず、1人のマークを受けると手早くボールを離して細かいパスでつなぐしかないので、最後まで湘南の守備ブロックを崩すような緩急のある攻撃ができなかった。
関根や江後といった良い動きを見せる選手もいるのだが、愛媛の全員がそれぐらいの動きを見せなければ、今年のハイレベルなJ2で下位から抜け出すには相当厳しいものだあるだろう。
湘南については、愛媛の出来もあるのだろうがジャーンの穴を感じさせない安定ぶり。ただ攻撃については、せっかく中盤の高い位置でボールを何度も奪いながら、上にも書いたようにそれを直接得点につなげられなかったのはややお粗末だった。まあ、もともと守備から入るチームなので、この完封勝利で波に乗ってジャーンの復帰までにしっかりと上位に食らい付いておきたいところだろう。