J1第8節 大分-G大阪(0-4)

前節はかたや5得点、もう一方は5失点とまるで好対照な結果を出したチーム同士の対戦だったが、まさにそれを裏付ける内容と得点の試合となった。
大分は、まるでフランクフルトを見ているかのように、誰がどこでどうマークするのかという意思が統一されておらず、マグノアウベスに簡単にドリブルで前を向かれて二川のワンツーから決められるなど前半早々に2失点をしてしまい、後半には橋本に対するマークミスと、クロスの出所に詰められずにマグノをフリーにさせてさらに2失点という有様だった。
それでも、前半途中からは守備の修正がなされ、4バックに変更した後半途中まではそれなりに大分もガンバに対して攻め込んではいたのだが、やはり攻撃でもフランクフルト同様に、攻め込む人数を増やしても足元でしかボールをつなげられず、ここぞというところでマークを無力化するようなクラックの不在、つまりは梅崎の穴という事になるのだろうが、そういう存在がいない事も調子が上がらない原因だろう。
ガンバは新潟に敗れたとは言え相変わらず前の4枚が好調で、実に安定した試合運びだった。浦和と川崎が徐々に上がってきたが、ガンバはACLの負担が無いだけに、よほどのアクシデントが無い限りはこのまま首位争いを続けそうである。