ドイツ・ブンデスリーガ第30節 フランクフルト-ボーフム(0-3)

中田(旅)のペルージャ移籍に始まり、ベネチアやレッジーナ、マジョルカ、フルハム、WBA、ルマンと日本人選手が所属したチームの残留争いを見続けてきたが、正直言ってこのフランクフルトほどホームでトホホな試合をするチームを見たことが無い(苦笑)。
直前にシュトライトがチームメイトと口論になったという報道があったが、それを裏付けるかのようにチームはバラバラで、前半は前に行こうとする意欲だけが突っ走り、パスをカットされては何度も何度も何度もカウンターを浴び、そしてお決まりのバックパスミスをゲカスにさらわれて失点、後半は多少攻撃が形にはなったものの守備を固めた相手を崩せず、お約束のカウンターから2点追加と、本当にどうしようもない内容だった。
選手個々の能力を見ても明らかにボーフムのほうが上で、こんなチームがまだ残留圏内に留まっているのが不思議でしょうがないのだが(笑)、それだけ、バイエルン戦に代表されるような全員がしゃにむに働くサッカーで勝ち点を拾うのがフランクフルトの唯一の取り得なわけで、内紛でそれも怪しくなって来たのは非常にまずいところだ。
高原も、なかなか良いタイミングでパスが来ないのは分かるが、あからさまに不満を顔に出すのはこの状況ではどうなのか。FWの柱として期待されているだけに、沈滞した空気を打ち破るムードを作って欲しいところだ。