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スコットランド・プレミアリーグ第32節 ダンディー・ユナイテッド-セルティック(1-1)

火曜日深夜のCLを撮りそびれてしまったので、こちらのレポートを。
監督が交代してからあのハーツを4-0で破る快挙を挙げたダンディーUだが、やはりその実力は本物で、ホームとは言え終始セルティックを圧倒するプレイを見せた。
スコットランドの中堅以下のチームと言えば、ホームでは試合開始からガンガンにプレスをかけてはシュートを浴びせるものの、最後は息切れして失点と言うパターンが多いのだが、ダンディーUはそれとは一味違い、攻撃ではオランダ式にアーリー気味のフィードやサイドチェンジを多く使ってスペースへと早く展開し、守備ではクサビのパスを受ける選手を厳しくマークして起点を絶つといったやり方で、非常に効率の良いサッカーを見せていた。
セルティックは頼みのフェネホール・オフ・ヘッセリンクの出来が非常に悪く、ポストプレイではダンディーUの守備陣に完敗し、かと言ってスペースに出る動きも見られず、セルティックの攻撃が沈滞する原因になってしまっていた。
とは言え、ダンディーUもビッグクラブでない悲しさゆえ、早く大きく展開するがためにどうしても中の枚数が少なめになってしまうオランダサッカーではなかなか得点にはつながらず、それだけにセルティックが報復行為で相手が一発退場になってからのロスタイムに同点弾を食らったのは、ペルー戦の高原のゴールを思わせるデイリーのシュートが見事だったのは確かだが、あまりにもいただけない結果だった。
中村については、FKの得点はもちろんの事、ペルー戦が良い刺激になったのか、いつも以上に上がりまくるハートリー君のカバーにも奔走し、まあボールをコネて奪われたり単純な縦パスをミスしたりという部分もあったが、総体的にはまずまずの出来だった。次はすっきり勝って優勝だな。

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