ドイツ・ブンデスリーガ第27節 ボルシアMG-フランクフルト(1-1)

相変わらず大激戦の残留争いの中、フランクフルトにとっては最下位クラブとのアウェイ戦であっても勝っておきたい試合。フランクフルトはトゥルクと高原の2トップに、バイエルン戦で奇跡のオーバーヘッドシュートを決めたプロイスが2列目に入った4-4-2という形。
ところが、残留に向けて燃えるボルシアMGが試合開始から猛烈なプレスと出足でフランクフルトを完全に圧倒し、サイドを何度も破ってはクロスやシュートを浴びせ掛ける。
フランクフルトは守備にアップアップで攻撃どころでは無く何とかCKをゲットするのが精一杯だったが、ボルシアMG最下位の悲しさか、その数少ないCKの場面で事もあろうにキルギアコスをフリーにしてしまい、フランクフルトがラッキーな先制点をものにする。
それ以降もボルシアMGの猛攻は続き、後半になってようやくフランクフルトもボールを持てるようになり、カウンターの場面を作ったりもするのだが、フランクフルトの中盤がピンポイントの長いパスを出せるはずも無く、なかなか追加点の機会を作れないままに時間は過ぎて行く。
ところが、後半も41分になってフランクフルトはキルギアコスが2枚目のイエローで退場してしまい、これで高さを失ったせいが大きかったのだろうが、その直後のFKからボルシアMGに得点を決められて試合は痛み分けのドローで終了してしまった。
まあ内容からすると多分にフランクフルトにとってはラッキーな勝ち点1だったが、キルギアコスの1枚目のイエローが時間稼ぎによるものだっただけに、何とももったいない結果だった。
高原もペルー戦の疲れがあったのか、ボールを持てばそれなりのプレイはするものの、総じて様子見のプレイが多く、もし負けていたら戦犯になってもおかしくない出来だった。とにかく、次のコットブスとのホーム戦で汚名返上を期待したい。