J1第4節 広島-横浜(1-3)

横浜はこの試合では大島・坂田の2トップに山瀬がトップ下に入る4-4-2の布陣を取ったが、その効果がはっきりと出た試合だった。
横浜は試合開始から非常に高い位置でプレッシャーをかけ、サイドで数的優位を作ってそこに山瀬がからむ形で何度も良いチャンスを作る。が、広島に攻め込まれるとゾーンからマンマークへと移行するタイミングがうまく行っていないためにバタバタしてしまい、9分に柏木、ウェズレイ、服部の3人だけで崩されての失点を喫してしまう。
しかしこの試合は広島の集中力も非常に悪く、せっかく先制したのにもかからわず、その2分後に単純なアーリークロスから大島をフリーにしてしまって同点にされてしまい、後半開始直後にも単純なマークミスから山瀬と大島に2点を取られてしまう。
その後は横浜の守備が早めにマンマークへと移る形になっておかげで安定し、広島は得意の大きな展開からチャンスを作ろうとはするものの、横浜の集中力は最後まで切れる事無く、横浜がアウェイで快勝を収める結果となった。
広島は前半の横浜がバタバタしていた時間帯に何度もサイドチェンジからチャンスを作っていたが、結局そこで決めれきれなかったのが結果に響いた形となった。逆に横浜は、後半に得点した良い形を忘れず、今後の試合で長い時間続けられるかどうかが優勝争いへ加わるためのポイントになるだろう。