北京五輪アジア二次予選 日本-シリア(3-0)

何とか今日中に印象だけでも(笑)。
結果だけなら快勝だけれども、今日はちょっとシリアの出来が酷すぎた。A代表のペルーはおろか、あれならバンコクユニバーシティのほうが数倍手ごわい相手だったように思う。
まあそうなったのも前半に中盤でのチェックが甘くてシリアに攻め込まれながらも、家長の見事なミドルシュートで先制できた賜物で、それ以降はシリアが中途半端に攻めに出ざるを得なかったために、日本に攻撃のスペースが豊富に生まれる事になってしまった。
とは言え、3トップから2トップにした事で、中盤でのチェック能力が高まって今までの中盤のスカスカ感が減ったことはプラスに考えてよい点だったように思う。李は相変わらずフィットしてはいなかったが、平山はアジア相手であれば脅威な存在である事を引き続き証明したし、家長もA代表効果か前半は非常に積極的な姿勢が目立った。
それだけに、あれだけサイドでフリーになれて、バイタルエリアでも自由にプレイさせてくれた状態での3点は贅沢ではあるが、世界が相手である事を考えれば不満が残る。昨日の戯言でも書いた中盤でのプレイスピードという点でも、スペースがあるにもかからわず余裕を見せて足を止めてコネてみたりと、まだまだ意識の高さという面で物足りないものがあったのは事実だ。
これからU-22の選手がA代表に呼ばれる機会が増えてくるかもしれないが、アジアが相手であっても常に世界との距離感を考えながら、高い意識でのプレイを心がけて欲しいものである。