プレイのスピード

明日から3日間ほど旅行に行くために、昨晩はアルゼンチンリーグのリーベル対ラシンの試合を見ながら荷造りをしておりました。
欧州に比べると注目度の低いアルゼンチンリーグですが、改めて見てみると、攻撃における縦へのベクトルについては、そんじょそこらの欧州のクラブとは比較にならないぐらいのスピードがありますね。
まず、中盤でボールを受ける時にはどの選手もまず1トラップで前を向こうとしますし、ボールを持ったときに少しでも前にスペースがあれば、必ずドリブルでボールを運び、前に進みながらパスを出しています。
これがJリーグだと、たいていの場合はボールを持つと足を止めて2タッチ、3タッチ置いてからパスを出しますし、前にスペースがあってもパスの出しどころを探してこねてしまい、出すところが無いと横パスやバックパスになっちゃうんですよね。
先日、ポルトガルに遠征したU-20代表チームがポルトガルに3-0で完敗してしまったようですが、A代表レベルを見ても、ボランチのポジションで常に前を向く意識を持ってプレイしているのが中村憲ぐらいの状況では、そう簡単に差は埋まりそうにないですよね・・・
今週末は北京五輪2次予選のシリア戦がありますが、中盤で前を向く役割を担っている梶山のプレイが鍵を握っている事は確かでしょう。その意味では復帰の枝村にも期待ですね。土曜に旅行から帰ってきて試合を見られる時間があればいいんだけどなあ。