サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

キリンチャレンジカップ 日本-ペルー(2-0)

ちょっと今日は時間が無いので、試合経過や採点についてはパスということで。
まあ一言で言えば、良い意味でも悪い意味でも日本代表が「普通の」チームになった事を実感させられた試合だった。
たとえばジーコジャパンであれば、攻めはするけれども後ろはスカスカで最後は相手の個人技に振り回されてシュートを食らうような事になっていただろうし、国内組オンリーのオシムジャパンならボールと人は動くけれども一本調子のままに最後は息切れというパターンになっていたはずだ。
しかし今日の日本は、守備ではほぼペルーをフリーにさせる事無く、攻撃ではペルーが引いていたのもあり、選手がまだ4-4-2という形に慣れていない事と、海外組が入った事でお互いに感覚を探りながらのプレイになっていたせいか、選手の動き出しやボールの運びにオシムサッカーらしき物はあまり見られなかった。
それはやはり、中村がメンバーに入ったことが大きいのは間違いなく、日本がボールを奪っても周りの選手はまず中村を見てしまうし、中村自身もまだ代表におけるオートマティズムを持っていないので、まずボールを溜めてから考えるプレイスタイルになってしまうのは致し方の無いところだろう。
逆に言えば、いつものように後ろの選手がポジションを崩して攻めに出ないために、あまり守備に破綻を起こさなかったとも言えるわけで、ずっと今日のままじゃまずいけれども、こういうサッカーも出来る選択肢を作れたという点では良かったのかもしれない。
後半になって中村憲やU-22のメンバーが入ってからは、ペルーに疲れが出てきたのもあるが、縦に早いオシムサッカーらしい攻撃が出来ていたので、阿部や遠藤、加地といった今日は今ひとつ出来が良くなかったメンバーに対する刺激となって欲しいところだ。
あと、今後の中村や高原も含めた海外組の起用についての考えは、また後日にでも書きたいと思いますです。今日はひとまずここまで。

モバイルバージョンを終了