J2第3節 水戸-草津(1-3)

北関東ダービーと銘打たれたこの試合だったが、笠松の観客は1684人とかなり寂しい動員。
試合もそれを裏付けるかのように水戸にとっては厳しいものになり、水戸は前半8分にスローインからのこぼれ球を真行寺が蹴り込んで先制した後も、しっかりとした守備からのロングボールを多用したカウンターで数度の決定機を作ったのだが、そこで2点目を決められなかった事が致命傷になってしまった。
逆に草津は、後半になると運動量で水戸を圧倒し、この日素晴らしいプレイを見せていた櫻田が、後半3分に左サイドの崩しからのクロスを見事なボレーで決めて同点にし、15分にはセットプレイからチカが押し込んで逆転、ロスタイムにカウンターから3点目を決めて快勝した。
両チームともに日本人FWで堅守速攻が持ち味のチームなだけに、奪ったボールをどれだけ速く前線やサイドに展開出来るかが鍵となるのだが、草津の櫻田がかつての旅人君を思わせるような正確なボディシェイプでゲームメイクをしていたのに対し、水戸は中盤で不用意なミスが多く、運動量でも劣ってしまったのでは勝てるはずもなかった。動員も寂しいものがあるだけに、成績面での建て直しが必須なのだが・・・