ドイツ・ブンデスリーガ第25節 ニュルンベルグ-フランクフルト(2-2)

上位とのアウェイ戦ながら、2連敗で調子の上がらないニュルンベルグだけに、フランクフルトにとっては何とか勝ち点を上げておきたい試合。高原はトゥルクとの2トップで先発。
試合は最初からニュルンベルグがボールを支配し、フランクフルトはただひたすら引きこもるのみで、ろくなパサーもいないので前線へのボールはひたすらアバウトなロングボールのみという情けない展開。
ところが26分に、CKからキルギアコスがズドンと音が聞こえるようなヘディングをゴールに突き刺し、フランクフルトは点を取るにはこれしかないという形で先制点をゲットする。
その後の試合の展開は変わらず、こういう試合で耐え切ったためしが無いフランクフルトもこの試合は集中力が高く、相手のゴールもオフサイドで取り消されるなど運も味方につける。
そして後半24分に、これもアバウトな放物線パスに2列目から飛び出したプロイスが追いつき、相手DFやGKと交錯したこぼれ球を詰めていた高原がごっつぁんゴール、これでフランクフルトが勝負を決めたかに思えた。
しかしこれを守りきれないのがフランクフルトたる所以で、36分にオウンゴールで失点してしまうと、42分にはゴール前での混戦から抜け出され、GKニコロフの股間を抜かれてとうとう同点に。フランクフルトは運を最大限に味方につけながら痛いドローに終わってしまった。こういう試合をものに出来ないチームはたいてい降格するのが勝負の世界なのだが・・・
高原については点をゲットした以外では、ポストプレイをしても孤立して中盤につなげられず、ほとんど仕事らしい仕事は無かった。まあ、それはフランクフルト攻撃陣全てに言えることではあるが・・・まあ、とりあえず2桁得点おめでとう! これで降格してもオファーは確実だね!(苦笑)