フランス・リーグアン第26節 ルマン-モナコ(0-2)

ほぼ同じ勝ち点とは言え、最近ようやく調子を上げてきたモナコとのルマンホーム戦。ルマンはデメロとグラフィチの2トップの4-4-2で、何故かバングラはベンチからのスタート。
試合は最近の強引な試合運びを反省したのか、ルマンが珍しく中盤でパスをつなぐサッカーを見せ、松井もよくボールにからむ立ち上がり。が、好事魔多しでいきなりDFラインの乱れを突かれてカウンターから失点してしまう。
その後はルマンがパスをつないでボールを支配するものの、モナコのプレスとチェックが厳しくてなかなかボールをゴール前にまで運べない。逆に、モナコのピキオンヌを中心としたスピードに何度かカウンターで危ない場面を作ってしまう。
前半の30分を過ぎるとようやくルマンはサイドを中心にモナコ陣内へと攻め入り始めるのだが、上げるクロスがことごとくモナコ守備陣に跳ね返され、デメロの決定的なボレーシュートも枠を越えてしまって得点を挙げる事が出来ない。
そしてまたもや後半早々にこれまたカウンターから失点してしまい、そこからルマンはバングラやサマサを投入していつもの個人能力での打開を図るものの、8人が完全に引いて守るモナコの守備を崩す事が出来ず、あえなく試合終了。
ルマンはいつもとは全く違う良いサッカーを見せて、いつ得点してもおかしくない試合をやってはいたのだが、個人の能力で勝るモナコに現実的なサッカーをされてしまって負けるときはこんなものという典型的な結果になってしまった。これでまたルマンが単調なサッカーに戻ってしまわないか心配なところである。
松井は、今日は当然ながら良くボールにからんで久々にまともにプレイをした感じだったが、2度あったオーバーヘッドもきっちりと足に当たらず、左サイドから放ったミドルも枠を外れ、得点という仕事では結果を出す事が出来なかった。ルマンがこのままのスタイルで行ってくれば出番は続くとは思うのだが・・・